サン・クリストバル島では、Come to Galapagos観光管理局主催、ガラパゴス国立公園事務局後援の第三回「ガラパゴスマラソン」が開催された。
130人のマラソン参加選手が数日前に現地入りをする。その内訳は現地住民や国内参加選手を始め40人の外国人参加選手(日本、中国、アメリカ合衆国、オランダ、アルゼンチン、オーストラリア)となっている。このマラソンは、42Km、21Km、10Kmの3コースで行われる。
この第三回ガラパゴスマラソンの目的は、サン・クリストバル島やその他のガラパゴス諸島における環境調査にスポットを当てることである。彼ら参加選手は「健康のために走ろう、私達の島を守るために走ろう、タイムを短く、あなたのエネルギーを再生してその情熱を再利用」をスローガンに挙げている。
そのスローガンの目的に則りサン・クリストバル技術事務の公園管理人とガラパゴス国立公園局は、ゴールに設けられるアーチに瓶をリサイクル加工した物を使用。応募から競技の終了まで、参加選手はサトウキビの絞りかすによって加工された贈り物やエコバック、「3R(削減、再利用、再生)」の実施関連情報などを提供される。
競技の終了後からサン・クリストバル島を離れる前に、26人のマラソン参加者とサン・クリストバル技術事務の公園管理人によってエル・フンコ湖周辺で植林が行われた。60本の島特有種の植物ミコニア(ノボタン科)の種蒔きが、スポーツと環境維持の契約の象徴のような形で行われた。