先月9月1日、公式にガラパゴス海洋保護区内でロブスター漁が解禁になった。ロブスター漁に参加する漁師は、国立公園局によって定められたロブスター資源の持続可能性を保証する裁定057-10に従わねばならない。
設定された指示事項を順守した漁であるか確認するため、日中同様夜間も、水揚げを許可されている島々(注1:サンタ・クルス島、サン・クリストバル島、イサベラ島)で国立公園事務局は抜打ち管理作戦を組織している。
国立公園局、国家警察環境保護ユニット、エクアドル海軍による夜間作戦により、明け方ある漁師が一袋水揚げしているのを発見した。監査の結果、109尾のロブスターが確認され、そのうち106尾は許可されている15cm(注2:頭を外した胴体部分の長さ)に満たないサイズであり、さらには抱卵しているものもいくつかあった。
直ちに漁獲物の取り押さえが進められ、違反者に対する管理手続き開始のための記録が起こされた。
取り押さえられたロブスターは、違反に対する管理手続きが終了するまで財産管理の責任者の管理下に置かれ、その後いくつかの社会福祉機関に寄贈される予定である。
国立公園局は、陸上同様海洋でも、漁業従事者が環境に配慮した基準を順守しているか確認するためにこの活動を継続実施していく。