8月20日の定例会議で、ガラパゴス海洋保護区参加型管理委員会(JMP)が承認した内容は以下である。
9月1日から翌年1月31日まで、ガラパゴスの漁師たちは、赤ロブスター(シマイセエビ;学名Panulirus penicillatus)と青ロブスター(Panulirus
gracilis)を漁することができる。
※赤ロブスターに関しては、尾の漁獲高が総計30トンに達するまでの制限が付く。青ロブスターに関しては、制限量は設けられない。
JMPのメンバーは、例年と同様の規則を適用することを決定した。
規則には、抱卵するロブスターの漁獲の禁止が明言されており、卵をかき出したり、腹肢を切断した兆候のあるもの全てが含まれる。漁獲が許可される最小のサイズは、全長26センチである。銛やガンを漁に使用することは許可されておらず、ガラパゴス国立公園内でキャンプを張ることも禁止されている。
漁をする漁師(その他関係者も含む)は国立公園局に登録されていなければならず、有効なPARMA(ガラパゴス海洋保護区伝統漁業漁師)許可証の原本の携行が必要である。
また各漁船は、国立公園発行の操業許可原本の他、海軍の許可原本の携行が義務付けられる。
2010-2011シーズンのロブスター漁は、ガラパゴス諸島全域に設置された同定の容易な彩色標識で区切られた、ガラパゴス海洋保護区合意のゾーニングに基づく、漁業許可区域または特別活用地域に限られる。