NHKは6月2日午後10時から、地球の生態系破壊の実態を伝えるドキュメンタリー「ガラパゴス大異変」を放送する。
ダーウィンの進化論で知られる南太平洋のガラパゴス諸島は、1978年に世界自然遺産第1号に選ばれた“生物の楽園”。しかし、観光産業を当て込んだ移民や季節労働者のため、この30年間で人口が10倍の3万人に膨れあがった。
ウミイグアナが産卵場所を失ったり、家畜として持ち込まれたヤギがゾウガメのエサである植物を食い荒らすなど、固有の生態系破壊が深刻化。ユネスコは昨年7月、危機遺産宣言を発した。
番組では、ヤギの駆除や不法移民摘発の現場に密着し、「人と自然の共生」を改めて問う。