写真家の藤原幸一さんが、観光客の増加や人口増などで自然破壊が進む世界自然遺産第1号のひとつ、ガラパゴス諸島の危機を訴える写真集『ガラパゴスがこわれる』が、ポプラ社から刊行された。「生きものたちの楽園」で野焼きされるゴミの山、アスベストを巣作りに使う鳥たち、廃車置き場のウミイグアナなど、目を覆いたくなるような現状を衝撃的な写真で告発し、自然を元に戻すよう訴える。