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◆ガラパゴストピックス◆
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- 2006,11,14 - |
◆温暖化、世界の鳥類に打撃 7割以上が絶滅する地域も
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世界の渡り鳥などへの地球温暖化の影響が既に表れ始めており、2080年ごろには7割以上の鳥類が絶滅する地域もあるとの調査結果を世界自然保護基金(WWF)がまとめ14日、ナイロビで開会中の京都議定書締約国会議で発表した。
WWFは「炭鉱で有毒ガスを早期に探知するカナリアのようなものだ」と、参加国に温暖化対策の強化を訴えた。 WWFは、世界200本以上の研究論文を基に、予想される温暖化が鳥類に与える影響を予測。海面上昇や湿地の減少によってすみかを奪われたり、気候変化に対応できなかったりして、渡り鳥や海鳥、山や極地にすむ鳥などが影響を受けやすいことが分かった。
シベリアで繁殖し、越冬のためアジア南部まで渡り、日本の鹿児島県などに飛来することもあるソデグロヅルは、シベリアの湿地の70%が消失すると予想され、絶滅が心配される。また、1970年代以降、既に50%も個体数が減っているエクアドルのガラパゴスペンギンも絶滅の危険度が非常に高い。 欧州などでは既に、餌になる虫の出現が年々早くなっていることに対応できず、繁殖や渡りに失敗するケースも増えているという。
2080年ごろには気温が現在よりも1.5-4.2度上昇すると予想され、オーストラリアでは740種類の鳥のうち最大で72%が絶滅するほか、ヨーロッパでは38%、南アフリカでは40%の鳥が絶滅する可能性があるという。 |
(C) 共同通信 |
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