南米エクアドルのガラパゴス諸島の漁師らが漁業規制の緩和を求めていた問題で、漁師に譲歩して規制緩和に応じたとして、環境保護団体などの批判を受けたナルバエス環境相が3日、辞任した。 AP通信などによると、ガラパゴスの漁師は2月、漁業規制が厳しすぎると抗議し、国立公園管理事務所や研究施設を9日間占拠した。 ナルバエス氏は漁師側との交渉の際、はえ縄漁業の一部解禁など、規制を緩和する意向を表明。ガラパゴス固有の生態系保護を求める環境保護団体や生物学者から強い批判が出ていた。