エクアドル領ガラパゴス諸島の石油流出事故で、汚染の除去に当たった米沿岸警備隊の代表は28日、座礁したタンカーの撤去を断念、漁礁として利用する方針を示した。流出した油の大部分は沖合へ押し流され、汚染が広がる心配はなくなっている。 代表によると、船体そのものも汚染源となる恐れはなくなり、「周囲にはすでに魚が集まり始めている。アシカがすみつき、小鳥は羽を休める場になるだろう」という。