|
あ |
◆ 哺乳類館 ◆ ◆ 鳥類 |
|
|
ウェッデルアザラシ
Weddell Seal (英名)
Leptonychotes weddelli (学名)
最南に棲息するアザラシで、南極大陸周辺の定着氷上、またはセント・ジョージア島で繁殖する。
体は丸々と太く、体色は灰色、背中は黒っぽく白い斑点がある。新生児は灰褐色。氷の割れ目に歯を使って孔を開け、その周囲に単独または群れで、体を横にして眠ることが多い。
出産は9〜11月に氷上で行われ、メスは氷の割れ目にそって、それぞれ海中に出入りする穴を持っている。
体長: 2.7m
体重: 390kg(オス)
450kg(メス) |
|
|
|
|
ヒョウアザラシ
Leopard Seal (英名)
Hydrurga leptonyx (学名)
一般に南極周辺の流氷域辺縁部や孤島でみられる。体色は背面が暗褐色で、腹側は白っぽく、のどから体側には白と黒の斑紋がある。
体格は細長くて頭部が大きいのが特徴である。頑丈なあごに、のこぎりのような頬歯(きょうし)をもつ。
出産は流氷上で、11〜12月に行われるが、陸上出産の例もある。
体長: 280cm (オス)
300cm (メス)
体重: 約325kg (オス)
約370kg (メス) |
|
|
お腹がすくと1日に15羽以上のペンギンを食べる |
|
|
|
|
アザラシの中では最大級のサイズ |
ミナミゾウアザラシ
Southen Elephant Seal (英名)
Mirounga leonina (学名)
体色は若い時は銀灰色だが、年齢と共に暗色となる。この傾向は特にメスにみられる。新生児は黒色。
出産は9月下旬〜10月に海岸で行われる。1頭のオスが最高50頭のメスを防衛したり、多数の集団を他のオスと共有する。そのような時はオス1頭に対して、メス300頭に達することもあるが、繁殖期の途中で何頭かのオスが交代する。
繁殖期が終わると分散し、1〜4月に海岸に上陸し換毛する。
体長: 4.9m(オス)、3m(メス)
体重: 2400kg(オス)、680kg(メス)
以上、サウスジョージア島 |
|
|
|
|
ナンキョクオットセイ
Antarctic fur seal (英名)
Arctocepha gazella (学名)
極地に棲息する唯一のアシカ鰭脚類である。オスは黄白色のヒゲが長く目立つ。体毛は灰褐色か灰色。メスの体色はオスよりも明るい。
18世紀後半にサウスジョージア島で発見されて以来、良質な毛皮が狙われ乱獲された。その後19世紀前半には絶滅寸前まで減少。結果、20世紀前半には姿を消したが、完全な保護下の元、順調に増加している。これはエサである、豊富なナンキョクオキアミのおかげである。
体長: 2m (オス)、1.4m (メス)
体重: 110〜230kg (オス)
22〜51kg(メス)
棲息数: 70万〜100万頭 |
|
|
|
|
|
|
|
カニクイアザラシ
Crabeater seal (英名)
Lobodon carcinopha (学名)
南極海の定着流氷を取り囲む流氷域に棲息し、絶大な個体数を誇るアザラシ科の一種である。カニクイアザラシと呼ぶものの、エサはナンキョクオキアミに依存している。
体は細長く、頭部は尖っている。メスはオスよりもやや大きい。体毛は光沢のある黄褐色、また年齢と共に淡くなる。
体に2条の平行に走る傷跡がよく見られるが、これは若い時期にヒョウアザラシに襲われた古傷である。
繁殖期は10月で、パップ(新生児)は暗褐色のふさふさとした体毛を持つ。
体長: 2.6m
体重: 200〜300kg
棲息数: 1500万〜4000万頭 |
|
|
|
シャチ
Orca、 Killer whale (英名)
Orcinus orca (学名)
シャチは、南極海における食物連鎖の頂点に君臨する。肉食哺乳類で、大形のクジラをはじめ海の哺乳類を捕食する。
黒と白の体色が特徴的である。眼の上後方、下顎、尾びれの下面、下顎の先端から肛門までの腹側面は白い。背ビレ後ろの「サドル・パッチ」と呼ばれる明灰色の部分を除き、ほかは黒い。
体長: 10m (オス)、8m (メス)
体重: 10t (オス)、7.5t (メス)
|
|
|
明灰色のサドル・パッチ |
|
|
|
|
|
ザトウクジラ
Humpback whale (英名)
Magaptera novaeangliae (学名)
沿岸海域で摂餌、繁殖を行うので、人目に触れることも多く、大型鯨類の中でも親しまれている。
求愛のディスプレーといわれる複雑な歌が有名。エサ捕りは、泡のカーテンでオキアミや魚の群れを密集させるバブルネットなどを使う。また20頭近くの集団で、エサの群れを集め捕らえる。
体長: 最大18m
体重: 最大35t
|
|
|
|
|
マッコウクジラ
Sperm whale (英名)
Physeter catodon (学名)
ハクジラ中では最大級で、体長の2/3近く、重量では体重の1/2近くもある巨大な頭部が特徴的である。内部は脳油をおさめる袋、脂肪組織が詰まっている。
「ディープダイバー」として有名で、水深3000mまで潜水ができ、大きなオスは2時間近く潜るという。平均は潜水深度は1000m程度。
体長: 最大18m (オス)
最大12m (メス)
体重: 57t (オス)
24t (メス) |
|
|
|
|
|
|
本サイトに掲載されている画像、文章等、
全ての内容の無断転載、引用を禁止します。
ご使用等のお問い合わせ : info@natures-planet.com |