マックオーリー島だけに生息し、頬の部分が灰色もしくは白いのが特徴であるロイヤルペンギン。
このペンギンをマカロニペンギンの亜種または色変わりと考えている研究者も多い。
地域的な変異によってもたらされた可能性が高いが、独立した種であるかどうかはいまだに研究の余地が残っている。


マカロニペンギンの生息地は南極海全域におよび、繁殖する島は南極収束線近くの南緯46度〜65度に点在している。
マカロニペンギン属の仲間では最も南極大陸に近いところで暮らしていて、南極半島にも例外的に一ヵ所の繁殖地が知られている。

冷たい雨の中、子育てに忙しい繁殖地

エサはナンキョクオキアミがほとんど

海上を集団で移動し、漁をするマカロニペンギン
マカロニペンギンはペンギンの中でも最も生息数が多く、繁殖つがいだけでも900万組近くいると見積もられている。


場所によっては増加傾向を示したりしていたが、全体的には減少し始めており、絶滅危機種に近づいていると思われる。


生息海域では常に人間が行う漁業との競合があり、深刻な脅威となりつつある。
藤原幸一



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