「なんてきれいなんだろう。」ルリはため息をつきました。感情が高ぶって、
ルリの中からあぶくがはじけだしました。
そのときです。なにかが群れになって、一直線にルリめがけて泳いできました。
そしてピョンと飛びのってルリの上を歩きだしました。白と黒のふしぎな生き物です。
ルリは深呼吸をしました。そしておそるおそるたずねました。「きみたち・・・ペンギン?」
「そうだよ、コウテイペンギンさ。南極へようこそ。」
ペンギンがどんどんよじのぼってきました。 ルリは感激しました。
「とうとう会えたんだ。」 からだの中に結晶がキラキラと青く輝きました。
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