ガラパゴス諸島で発見された新種のイグアナ(ピンクイグアナ)の情報収集のための調査が続けられている。今回、科学者と保護官18名からなるグループが、生息構造や生息数の規模といった生態や行動のさらなる情報収集を目的にイサベラ島北部ウォルフ火山のピンクイグアナの生息数をモニタリングしている。
グループは15日間にわたり、食習慣や繁殖の様子の観察・捕獲・血液サンプルの収集と全個体の個別の標識を実施するため、この爬虫類の生息域を踏査している。
採取された血液サンプルは、研究室にて遺伝可変性や系統学、その他の観点から調査が続けられることになっている。
この種が保護され、保全が保障される措置が取られるところまで、情報の蓄積が期待される。
2009年1月、遺伝子調査の結果、ウォルフ火山で発見されたピンクイグアナがこれまで知られていたものとは異なった新種であることが明らかになった。それ以降国立公園は、イタリアはローマのTor
Vergata大学の緊密な協力を得て、わずかな情報しかないながらもピンクイグアナについてさらに知るための多大な努力を費やしている。