ガラパゴス国立公園やエクアドル海軍、その他の機関は、イサベラ島の約90ヘクタールを焼失したこの火災を鎮火させるために動いているが、まだ制御できず、燃え続けている。
国立公園レンジャー33人がいる現場では、土曜日から消火作業を行っているが、強風により、乾燥した植物に火が燃え移っている。住民への影響はなく、また、被害に遭った6つの農場にいる牛やその他の動物にも影響はない。
この火災を鎮火するため、焼失した周辺とは別の場所に、全長約4km、幅8mのいくつかのファイアーウォール(防火壁)がショベルカーで作られた。これによりタンカーが入ることができ、国立公園のレンジャーがモーターポンプを使って、直接消火活動を行った。
●火災の広がり
Edgar Munoz Heredia国立公園局長は今朝、エレファント・グラスのような乾燥した植物や、シダのような燃えやすい植物のある地域に火が燃え広がったと報告した。
さらに、火災のあったグアバ森林の木の樹冠(樹木のうち葉っぱが茂っている部分全体のこと)は乾燥したコケで覆われており、そのコケは15mも浮遊して移動するといわれ、それが新たな火を出現させるという。これを防ぐため、現場の人々はホースやバケツを使い、気の樹冠を水で湿らせた。
「農場の持ち主のため、また、ゾウガメ生息地への影響が出ないようにするためにも、これ以上火災が広がらないよう消火活動をした。火災現場に一番近い地域は、10km離れたInfiernillo地区、15km離れたCazuela地区。」とMunoz局長は伝えた。
●調整
環境省は重機を送れるように手配した。また、消火活動を指揮し、完了させるため、MAEの責任者Gustavo Galindoさんを現地へ送る。
島の水道局 は消火活動に参加し、プエルト・バキリソ・モレーノからプエルト・ビヤミルまで沿岸警備隊の船で35人の関係者と火災への緊急物資を送った。
●補足情報
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火災現場は北西 |
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風は約4~5ノット |
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日中の周辺気温 35℃ |
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立ち上る煙の高さ 60~80m |
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国立公園が手配したもの |
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トラック1台、バン2台、大型船1隻、小型船2隻、スコップ、ナイフ、懐中電灯、プラスチックタンク、モーターポンプ、ホース |
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