【ガラパゴスウミイグアナ】 ガラパゴス自然保護基金/Galapagos Conservation Fund Japan
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ガラパゴストピックス

                              - 2008,11,12 -



 ◆絶滅寸前ゾウガメ、望み薄「ジョージ2世」

南米エクアドルのガラパゴス諸島で乱獲を逃れ、1匹生き残ったガラパゴスゾウガメの亜種、通称「ロンサム(孤独な)ジョージ」の人工ふ化中の卵の大半が、ふ化しない可能性が高いことが、11日(日本時間12日)分かった。ガラパゴス国立公園局が毎日新聞の取材に答えた。
ジョージにとって初の2世誕生として世界の期待が集まっていたが、見通しは暗くなった。
ガラパゴス諸島ピンタ島の最後の生き残りといわれるゾウガメ。通称・ジョージ
ガラパゴス諸島ピンタ島の最後の生き残りといわれるゾウガメ。通称・ジョージ
直径5ミリほどの穴(中央)が開いてしまったジョージの卵
直径5ミリほどの穴(中央)が開いてしまったジョージの卵


ガラパゴスゾウガメは同諸島の固有種で、世界最大のリクガメ。ジョージは71年、同諸島ピンタ島で1匹だけで生きていることが確認されたオスで、絶滅危機動物の象徴として知られる。推定年齢は80~100歳。

ジョージは93年から、近縁種のメスとペアリングしてきた。今年7~9月、メス2匹が初めて産卵した。だが、今月初旬にふ化予定だった10個が、産卵時より35~50%も重量が減ったため、同局はこれらがふ化する可能性は低いと判断した。

残る3個は来月末以降がふ化の予定日。同局は「ジョージに何らかの不妊の原因がある可能性もあるが、最後の3個への望みは捨てていないし、来年以降も頑張ってほしい」と話す。


(毎日新聞/ガラパゴス諸島 [エクアドル] 奥野敦史、写真:平田明浩)
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